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土へ還る

2009.12.17 (Thu)

ヨガの先生が「死体のポーズ」を教えてくれます。

身体全体のリラックスのためなのですが、
最初に聞いたとき、さすがに「きゅん」としました。



さて。

寝っころがって、身体の力を抜いていきます。

手が、足が、頭が、眼が........
順番に感覚を失って 身体と空気との境目がなくなっていきます。


土の上なら、自分と土の境目は わからなくなるだろうな。
そうして 安心して土に還っていける。
 



『土と草』


  母さん知らぬ 草の子を、
  なん千萬の 草の子を、
  土はひとりで 育てます。

  草があをあを 茂つたら、
  土はかくれて しまふのに。



   ~金子みすヾ全集Ⅱ 空のかあさま {土のばあや}より

               



                    コスモスイラスト


12月も半ば。

草もお休み。土が見えていますね。

ヨガをするなら、
陽だまりの土に寝そべる 自分をイメージしたいな。


その土は 何億年もの間
何億もの命が吸い込まれていった土で
何億もの命を育んだ土で。


そうして死と誕生は 繰り返されて
今は私を のせているんだ。









17:41  |  未分類

「さびしいとき」

2009.11.21 (Sat)

街は
華やかなイルミネーション。

見上げると美しくて 涙がこぼれていた。


街にいるひとが  みんな楽しいわけじゃない。
大変な人がいっぱいいるの。

でも この気持ちはどうしようもないの。




ガラスの雪の結晶




「さびしいとき」     ~ 金子みすヾ ~

 

私がさびしいときに、
よその人は知らないの。

私がさびしいときに、
お友だちは笑うの。

私がさびしいときに、
お母さんはやさしいの。

私がさびしいときに、
仏さまはさびしいの。

 



>>>
              

みすヾの詩の紹介の中で、矢崎節夫さんは

私たちは
「さびしいことや悲しいことやつらいことは、半分くらいしか語らない」

と述べています。


そう。だからお友だちにも半分くらいしか伝わらない。
それでいい、って思う。



でも仏さまは私と同じみたい。



仏さま。

亡くなった方でもあるし、見守ってくださるかたでもありますね。
私たちひとりひとりの中にも、ちょこん、と座っているのかも。




>>>


赤いリースを飾ってみたら

仏さまもイエスさまも ちょっとにっこりするのかな。







23:26  |  未分類

明るい方へ

2009.11.09 (Mon)


葬儀の終わった次の日、私は銀行の椅子にすわっていました。
葬儀場に振込みをするのです。


ふと前をみると
そこには大好きだった中学の担任の先生が!
久しぶりですね、という暖かい声に
三日前のできごとを淡々と話している私がいました。


声をつまらせながら、
先生はおっしゃいました。
「どうか陽の射すところ、陽の射すところを歩いてください」と。



>>>


あれから8年。

一つの金子みすゞの詩に出会いました。



 ~ 明るい方へ (金子みすゞ全集Ⅱより) ~


    明るい方へ
    明るい方へ。
    一つの葉でも
    陽の洩るとこへ。
    籔かげの草は。
   
    明るい方へ
    明るい方へ。
    翅(はね)は焦げよと
    灯のあるとこへ。
    夜飛ぶ蟲(むし)は。

    明るい方へ
    明るい方へ。
    一分もひろく 
    日の射すとこへ。
    都会(まち)に住む子等は。




みすゞは感性豊かな詩人でした。自死で若い命を終えました。
詩の一つ一つに 懸命に生きようとした輝きがあります。
懸命に生きている小さな命を とてもいとおしみました。


私は担任の先生の言葉のおかげで、
何年もかけて、
やっと「自分も楽しんでもいいんだ」と思えたような気がします。



あの世へ行った魂も この世で生きている魂も
すべて同じで いとおしい。
あなたもあなたの人生をいとおしく思っていいんだよ。



みすゞはそう教えてくれるような気がします。






テーマ : 心と言葉。 - ジャンル : 心と身体

18:45  |  未分類
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